スマートロックはどこも似たような機能なので、実際どれを買えばいいのか判断が難しいと思います。

特に機能性が優れている「Akerun」「Qrio Smart Lock」「AugustSmartLock」の3社の中からひとつを選ぶのは悩ましいと思います。

そこでスマートロックを選ぶ際に気になる項目を比較してみましたので、スマートロック選びの参考にしてみてください。

販売会社比較

まずはスマートロックを開発販売している会社の特徴を比較していきます。

会社比較表
Akerun Qrio Smart Lock AugustSmartLock
開発・販売会社 株式会社フォトシンス Qrio株式会社 August(オーガスト)
特徴 IoT特化ベンチャー ソニー系ベンチャー アメリカに本社を構えるIoT企業

それぞれ特徴が異なる3社がスマートロックを開発していることがわかります。

Akerunの株式会社フォトシンスは若手技術者が集まり企業したベンチャー企業で、経済産業省所轄NEDOのSUIプログラム初の卒業企業です。
また、2015年9月には約4億5千万円の資金調達を行い、スマートロック市場でNo1シェア争いをしています。

Qrio Smaro Lockの株式会社QrioはソニーとWilというベンチャーキャピタルファンドが共同出資して立ち上げたベンチャー企業で、ソニーの開発ノウハウを活かして高機能低価格のスマートロックを開発しています。

AugustSmartLockのAugust(オーガスト)はアメリカサンフランシスコに本社を構えるIoT企業で、スマートロック以外にもインターフォンなど家にまつわるIoT製品を開発しており、その成長性の高さからKDDIが出資するほど注目を集めております。

料金比較

皆さんがおそらく一番気になるであろう料金について比較していきます。

スマートロックは本体価格以外にも別売りで購入することで機能を追加できるものもありますが、
本体価格を比較しますと、Qrio Smart Lockが18000円と一番安いです。

料金比較表
Akerun Qrio Smart Lock AugustSmartLock
36000円 18000円 229ドル

本体価格とは別に、取り付けるサムターンよってはサイズを調整するための部品を購入する必要があります。
それらの料金は2000円もかからないくらいですので、追加で必要になってもあまり気にしなくてもいい程度かと思います。

Akerun Qrio Smart Lock AugustSmartLock
サムターン調整用の部品 本体に付属 本体に付属 不明
高さ調整用の部品 本体に付属 本体に付属 不明
電池 本体に付属 本体に付属 不明

AkerunとQrioは本体に調整の部品が付属されていますので基本的には別売り部品を買う必要がありません。

デザイン比較

スマートロック各社のデザインを比較します。
デザインには人ぞれぞれ好みがあるので気に入ったデザインを見つけてもらえればと思います。

Akerun Smart Lock
Akerun
qrio_image
Qrio Smart Lock

AkerunとQrio Smart Lockは2015年グッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性の高さはお墨付きです。

シェア機能比較

スマートロックの目玉機能である鍵のシェア機能を比較します。

シェアするための流れはどのスマートロックも似ていて、シェアしたい相手を選択してその案内を相手に送るだけですが、
シェアするために必要な情報が各社で異なります。

シェア方法比較表
共有方法 Akerun Qrio Smart Lock AugustSmartLock
電話番号 不明
Facebook 不明
LINE 不明
その他メッセージアプリ 不明

Qrio Smaro LockとAkerunであればLINEやFacebookなどでも共有できますので共有できる相手も広がります。

Qrio Smaro Lockは鍵の権限をURLで共有するので、メールでも何でも相手にURLを送れさえすれば大丈夫です。

なお、どの共有方法でもシェアする相手もスマートロック用のアプリをインストールしていなければならないといので注意は必要です。
Akerunは別売りのAkerunRemoteを購入すればアプリのインストールなしに鍵の解錠を行うことできますが、月額費用が発生するのでビジネス向きの機能と言えそうです。

解錠方法比較

次に鍵の解錠方法について比較していきます。

解錠方法比較
解錠方法 Akerun Qrio Smart Lock AugustSmartLock
アプリ
タッチ
近づくだけ
ガラケー

アプリからの解錠はスマートロックの基本機能ですので各社当然実装しています。

次にタッチで解錠に関してですが、Akerunは別売りのAkerun Touchを購入することでタッチで開錠することができます。

近づくだけで解錠は各社可能ですが、GPSによって位置情報を取得し、一定の範囲に入ると解錠をします。
なので、スマホのGPS機能をオフにしていると作動しませんし、スマートロックは屋内に取り付けるため電波が悪く、解錠までに時間がかかる可能性もあります。

ガラケーに関してはガラケーに限らず指定された電話番号に電話をすることで解錠できる機能のことです。
ガラケーユーザーも減って生きているの、もしかするとあまり使用する機会はないかもしれません。

セキュリティ比較

セキュリティ体制について比較します。

各社通信の際には情報を暗号化しているため簡単にはハッキングされない仕様となっています。
「Akerun」と「Qrio Smaro Lock」は公開鍵暗号方式という銀行でも使用されるような高度な暗号方式が採用されています。

通信方法以外にも各社セキュリティにはこだわりがありますので、順に紹介します。

まず、Akerunに関してですが、Akerunは複数の第3者機関がセキュリティ体制をチェックし、検査をクリアしています。
先ほどの公開鍵暗号方式に加え、SSL通信、AESなど銀行で使用される高度なセキュリティ体制で、
万が一のハッキング対策に、一度使用した通信識別を使用しない方法と採用しています。

次にQrioに関してですが、鍵を解錠する際にサーバーを経由せずに、スマートロックとスマートフォンで直接通信を行っています。
サーバーを経由しないため、鍵の情報を傍受されるリスクが軽減されます。

比較のまとめ

いかがでしたでしょうか?

まだまだ比較できていない箇所もあるかと思いますので、どんどん比較項目は増やしていきたいと思います!

なお、機能に関しては日々新しくなるので最新の情報ではないかもしれませんので、正確な情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。