中小企業向けの入退室管理システム選び方をご紹介します。
入退室管理システムには様々な機能が備わっています。
例えば、防犯カメラと連携して非常事態に警備員が駆けつけられるサービスや、ビル自体と連携して入退室を管理するシステム、勤怠管理まで一元管理できるシステムなど多岐にわたります。
機能が増えれば増えるほど導入コストが高くなりますので、目的に応じて必要な機能は異なります。
大企業になればなるほど多岐にわたる機能が必要となりますので、多額のコストを投下して万全な入退室管理システムを道入することが多いと思います。
しかし、中小企業での導入であれば、まずは従来のエクセルや物理的な鍵などによるアナログな管理から脱却するだけでも大幅なコスト削減が可能となりますので、
セキュリティ向上とコスト削減を目的として入退室管理システムを導入するのが一般的かと思います。
そこで今回は中小企業の用途で入退室管理システムを道入する際の選ぶ方のポイントをご紹介させていただきます。
目次
選ぶポイント1,導入コストは安いか
発生するコストには大きく導入時に発生する初期費用と、毎月発生する月額費用の2種類があります。
大企業向けの入退室管理は最初に様々なシステム連携が必要となったり、ビルの配線なども工事する大掛かりな導入コストが必要となるケースが多いです。
単にセキュリティ向上とコスト削減を目的とするのであれば、大掛かりな工事は不要ですので、簡単に導入ができてランニングコストも安価な入退室管理システムを選ぶことをおすすめします。
サービスによっては初期費用が無料で導入できる入退室管理システムもありますので、目的とご予算にあった入退室管理システムを検討してみてください。
選ぶポイント2,簡単に利用・活用できるか
どんなに多機能な入退室管理システムも使いこなせなければその機能を持て余してしまい、導入しても活用できなければ意味がありません。
大企業などであればシステム部門や管理部門などで、入退室管理システム専任の人間を用意することができますが、中小企業ですと他の業務と兼任して対応する必要があると思います。
そのため、専門的な知識がなくともシンプルに活用できる入退室管理システムを選ぶことが重要です。
例えば、鍵を紛失した際に簡単にその鍵の解錠権限を執行させることができるかや、新しく従業員が増えた際に簡単に鍵を発行できるかなど、日常的に起こりうる業務をいちいちサービス提供会社に問い合わせ無くとも、パソコンの管理画面から簡単に編集できるような入退室管理システムが理想的と言えるでしょう、
選ぶポイント3,セキュリティレベルに合わせた解錠権限付与機能があるか
次に、セキュリティレベルに合わせた解錠権限付与機能は、入退室管理システムの目的であるセキュリティ向上をクリアするために必要な機能条件です。
たとえば中小企業であれば、一般従業員、管理本部、社長などと、役職や部署によって付与すべき、鍵の解錠権限が異なります。
そのため、そのセキュリティレベルに応じて、誰がアクセスできて、誰がアクセスできないようにするかを柔軟に設定できることが望ましいです。
中小企業にかかわらず、病院や学習塾などでも個人情報を多く取り扱うような場所では、権限に差をつけて管理するのが望ましいセキュリティ状況なので、必ず解錠権限に差がつけられるかどうかは必ずチェックすべき項目です。
選ぶポイント4,勤怠管理システムなど付随する機能の充実度
入退室管理システムでは、入退室の管理に付随する便利な機能を備えているサービスが多く存在します。
「コスト削減」という観点では勤怠管理までを一元管理できる入退室管理システムがあります。
タイムカードなどで勤怠管理を行っている場合、実際の処理はその後手打ちで管理システムに打ち込んだり、エクセルに入力したりと手作業で管理する必要がありますので、人件費がかかりますし、抜け漏れの原因となります。
勤怠管理も行える入退室管理システムを活用することで、勤怠管理も自動化することができ、抜け漏れなく、コストを抑えた勤怠管理が可能になります。
このように入退室管理以外にもコスト削減ができる機能が備わっているサービスありますので、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中小企業で入退室管理システムを道入するのであれば、低コストで導入ができて、簡単に操作できるという点がとても重要になるかと思います。
そのため、導入の目的に応じて「適切なコストなのか」、「過不足のない機能なのか」を考えて入退室管理システムの導入をご検討されるのがおすすめです。