今最も注目を集めるスマートロックがAkerunとQrioSmartLockです。
どちらも主要な機能を搭載しているため購入するときにどちらを選べばいいのか悩む人が多いと思います。
そこでAkerunとQrioSmartLockそれぞれどんな人におすすめなのか機能を比較してみましたので検討の材料にしてもらえればと思います。
なお、ご家庭で使用する場合と、ビジネスシーンで活用する場合では比較する項目も変わってくると思いますので、最初にどちらにも共通する基本的な機能を比較し、次にご家庭向けの機能比較、事業者向けの機能比較を行いたいと思います。
基本機能の比較
まずはAkerunとQrioSmartLock両製品の基本的な機能を比較していきますが、正直基本的な機能に関しては大きな差は出ません。
どちらも取り付けは簡単ですし、スマホで解錠でき、オートロックも可能で鍵のシェアも可能です。
比較項目 | Akerun | QrioSmartLock | |
---|---|---|---|
会社名 | 株式会社フォトシンス | Qrio株式会社 | |
料金(税抜別) | 36000円 | 18000円 | |
サイズ(幅、高さ、奥行) | 68mm × 118mm × 41mm | 57mm × 115.5mm × 84 | 5mm |
重量 | 200g(電池を含まない) | 383g(電池を含む) | |
通信 | Bluetooth Low Energy | Bluetooth Low Energy | |
電池持ち | 約2年 | 約300日 | |
手ぶら解錠 | 可能 | 可能 | |
オートロック | 可能 | 可能 |
このようにAkerunとQrioSmartLockは基本的な機能を備えていますので、大きな欠点はありません。
それぞれの項目を少し深掘りして比較していきたいと思います。
セキュリティ体制
万が一ハッキングされるような事があっては一大事ですので、セキュリティはスマートロック選びでは大事なポイントです。
ハッキングは簡単に説明すると「検索」「傍受」「解析」の3段階ありまして、
アクセスポイントというルーターのような電波を送受信する場所を検索し、
そのアクセスポイントから暗号化されている通信内容を傍受し暗号内容を解析してハッキングをします。
AkerunとQrioSmartLockはどちらも銀行が使用しているような高度なセキュリティ体制が整えられており、対策に様々な工夫がなされているので基本的には安心です。
その中でも特徴的なセキュリティ体制を紹介すると、QrioSmartLockは基地局を経由せずにスマートロックとスマートフォンが直接通信を行うので、通信を傍受されづらいです。
Akerunはセキュリティ体制を第3者機関に診断をしてもらい、セキュリティ体制を強化していたり、一度使用した通信識別を二度と使用しないため、ハッキングされても問題がありません。
なので、ハッキングはどちらもされづらいのですが仮にハッキングされたとしてもAkerunであれば通信識別を変更するので安全性は高いと言えそうです。
デザイン
デザインはかなり違いが出ますので、そこは個人の好みでお決めいただければと思います。
基本的な機能比較ではどちらが優れているのかわかりづらいですので、ご家庭向けの機能比較と事業者向けの機能比較を行いたいと思います。
ご家庭向けの機能比較
ご家庭向けでおすすめの機能は手ぶらで解錠できる機能です。
QrioSmartLockはGPSを利用して鍵に近づくと自動で鍵を開けてもらえるのでアプリを起動する必要がありません。
対してAkerunはAkerunTouchを設置することで、AkerunTouchにスマホをかざすだけで鍵を解錠することができます。
QrioSmartLockのほうがスマートフォンを出す必要すらありませんので、利便性は高いです。
しかしGPSで正確に位置情報を感知できないと機能しないので、場所によっては向かないかもしれません。
また、自分がドアの前にいなくても解錠されますので、セキュリティ的に不安に感じる人もいると思います。
AkerunTouchはスマートフォンをかざす手間は必要となりますが、自分が近くにいないと解錠しませんし、GPSを使用しないので解錠されないトラブルなども減るかと思います。
事業者向けの機能比較
最後に事業者向けの機能を比較していきます。
ホームページを比較するとわかりますが、どちらかと言うとAkerunの方が事業者向けでホームページのトップが事業者向けのページとなっています。
それに対してQrioSmartLockはご家庭向けのページがメインとなっています。
実際にAkerunは事業者が使用するのに便利な機能がたくさんありますが、その中でも印象的な機能を紹介します。
アプリのダウンロード不要
スマートロックは通常専用アプリをダウンロードする必要がありますが、Akerunであればアプリのダウンロードが必要ありません。
なので、従業員に鍵をシェアするときにアプリをダウンロードする必要が無いので手間がかかりませんし、
貸し会議室のような1回しか使用しない可能性があるビジネスシーンでもその手間を省くことができるので利用者の利便性が高まります。
エントランスにも設置可能
次にAkerunにはエントランスに特化したAkerunEntranceという商品があります。
通常のスマートロックはサムターンにしか取り付けができないので、ビルの一回の自動ドアには取り付けることができません。
AkerunEntranceであればビルの自動ドアにも取り付けることができますので、
オフィスの入口や、マンションのエントランスに取り付けるなどスマートロックを使用できるシーンが増えます。
このように事業者を意識した商品開発を行っていますので、Akerunの方がビジネスシーンでも使い勝手は良いと言えそうです。
比較のまとめ
いかがでしたでしょうか。
様々な項目をまとめましたが、どちらも普通に使用する分には大きな差は出てきません。
特に差がでるのはビジネスシーンでの利用です。
ビジネスシーンでの利用であればAkerunの方が機能が充実していますので、使い勝手は良さそうですし、
「こんな機能がほしい」などの要望があれば柔軟に対応してもらえる可能性もあります。
Akerunに興味がある人は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?